前回のお話→12星座の神話②~牡牛座編
神々の王ゼウスが、今度はスパルタ王の妻レダの美貌にほれ込みます。そして白鳥に化けてレダに近づき、早い話が不倫します。このレダが生んだ双子の兄弟が、カストルとポルックス。
カストルは人間の子、ポルックスは神の子でした。つまり、カストルは寿命が来たら死んでしまいます。一方ポルックスは永遠の命を持っていました。
兄弟はとても仲が良かったのですが、ある時カストルが命を落としてしまいます。嘆き悲しんだポルックスはゼウスに、「自分はカストルと生まれた時も一緒だったのだから、死ぬときも一緒がいい、永遠の命などいらない」と懇願します。
兄弟愛を感じたゼウスは、ポルックスの命を二つに分けて、カストルに与えました。それで二人は天界と冥界を半分ずつ行き来して暮らすことになりました。
これが双子座の神話です。
続きはこちら→12星座の神話④~蟹座編
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