前回のお話→社会天体の木星・土星
占星学は5000年くらい前のメソポタミア文明から始まったとされ、今私たちは2500年くらい前に書かれた教科書で勉強をしています。というくらい歴史があるのです。そんなとんでもなく長い歴史を考えると、土星までの7つの天体で占星学を構成していた時期がどれほど長いかお分かりいただけると思います。
そんな中。つい最近発見されたのが天王星・海王星・冥王星の3つの天体です。これをまとめてトランスサタニアンと言います。
木星・土星は「人間が考えうる範囲」の天体でしたが、トランスサタニアンになると、もう無理です。受け止めきれないし、コントロールしようなんて無理です。
例えば、洪水で自宅が流された。これって悪いことしたからですか?防ぎようがありましたか?状況をコンロールすることは可能でしたか?無理ですよね。人知外の出来事です。それがトランスサタニアン。
まず天王星。これは7年間ひとつの星座に滞在します。自分の生まれ年含む前後7年ほどが皆同じ星座です。7年はもう世代ですね。その世代の人の革命ポイントになります。
海王星は14年。流行を司る天体です。海王星○○座によって、その人たちの集合無意識を探ります。魂の根っこが同じ人たちグループというか。無意識の領域に刻まれたインスピレーションの泉が同じ人たちというか。ほら、分からなくなって来た。それが海王星。
冥王星は13-26年。破壊と再生の星。冥王星○○座世代にとっては、そこが破壊して再生するポイントになります。死ぬくらい嫌なことだけど、乗り越えるべきカルマと言いますか。宿命。
「トランスサタニアンが○○座」を個人の性質として読む場合は、その世代を背負った人なのだな、くらいの読み方をします。人間としては振り回されるだけの天体でもあります。甘く見てはいけないのがトラサタです。
続きはこちら→冥王星とは
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